ケース 02 / 詳細
コレクション / ニット / 3Dプリント
Nagqö
黒教
文化調査を、身体のためのニット、構造、制作工程へ翻訳する。15ルックを通して、衣服と立体装飾を一つの設計システムとして構築したコレクション。
- 種別
- コレクション + ウェアラブル構造
- 担当
- リサーチ / コレクション設計 / ニットプログラミング / 3Dモデリング・プリント / 試作 / 制作
- 年
- 2024–2025
- 規模
- 15ルック / 16デザイン / WholeGarment + 3Dプリント
01 / 位置づけ
調査を引用で終わらせず、衣服の構造へ変換する。
チベットのボン教とチベット医学文化を調査の起点とし、身体、儀礼、宇宙観に関する記述や図像を読み解きました。ここでの目的は文化を装飾として借りることではなく、重なり、循環、身体との距離を設計規則へ置き換えることです。
その規則を、コンピュータニット、WholeGarment、3Dモデリング、3Dプリント、フィッティングへ連続させました。研究、デザイン、ニットプログラミング、モデリング、試作、制作はすべてJun Yeが担当しています。
02 / コレクション
同じシステムから、異なる身体の輪郭をつくる。
ニットの伸縮、透け、層、ドレープと、硬い白色構造の距離をルックごとに調整しました。シリーズ全体を一つの形に統一するのではなく、素材の反応と身体の動きに応じて輪郭を変えています。
03 / 方法
一つの判断を、次の制作工程へ渡す。
- 01リサーチ
文化的背景と身体観を読み、形態判断の条件を定める。
- 02コレクションシステム
色、層、輪郭、硬軟素材の関係を16のデザインへ展開する。
- 03ニットプログラミング
WholeGarmentの編成データと実物の反応を往復して調整する。
- 04プロトタイプ / 3Dプリント
身体寸法に合わせて構造をモデル化し、出力と組立を検証する。
- 05フィッティング / 制作
ニットと立体構造を実際の身体上で統合し、最終ルックへ仕上げる。
04 / 開発
硬い構造も、身体上で検証する。
3Dモデルだけで完結させず、頭部、肩、胸、背面との距離を実寸で確認しました。開発写真は完成状態ではなく、接続、干渉、重心を検討している段階の記録です。
05 / 振り返り
研究、技術、制作を別々の成果にしない。
Nagqöで確立したのは、文化調査から形態を抽出し、ニットのデータ、立体構造、身体上の試作へ連続させる方法です。最終写真だけでなく、その判断が実物になるまでの技術的な往復をプロジェクトの中核として扱いました。
クレジット / 公開情報
クレジットと公開情報
プロジェクト制作
- デザイン / リサーチ / ニットプログラミング / 3Dモデリング・プリント / 試作 / 制作
- Jun Ye
公式プロジェクト写真のクレジット(「公式プロジェクト写真」と記した4点のみ)
- 写真
- Nagasaka
- ヘア&メイク
- Eriko Mori / Ren Matsuya
- モデル
- Ye Jun (STANFORD)
You Maylan (TOMORROW TOKYO)
デザイナーアーカイブ画像
LOOK 4、LOOK 6、開発記録はJun Yeのデザイナーアーカイブから掲載。本ページでは、公開記録で確認できない第三者クレジットを断定しません。上記の写真、ヘア&メイク、モデルのクレジットは、本節のアーカイブ画像には適用しません。